2019年07月05日

突き指

昨晩、りんたパパの治療院にやってきたのは6年生のT君。
りんたの後輩、あゆちゃんの先輩にあたる、野球部員です。

幾日か前の野球部の保護者メーリングリストで、指を負傷したので水曜日の練習を休みますとの連絡は受けていました。
その後の経過が思わしくないのでしょうか?
今週末にはカップ戦、今月下旬には県大会を控えているチームには、T君の存在は何としても欠かせません。

にこやかにお母さんと来院したT君。
その左手の親指に包帯が巻かれています。

「じゃあ、まずは話をきかせて。」
ベンチに座ったT君とお母さんにお茶を勧めながら問診を開始します。

「月曜日の6時間目にドッチボールをしていたんですけど・・・。」
ボールを受けようとした際に、仲間の6年生とボール奪い合うような形になって体が重なり、飛んできたボールを左の親指の先に当ててしまったのだとか。保健室では病院に行くように勧められたのだけれども、翌日の球技大会に出たかったのと、さほど大したケガではないだろうと考えてそのまま帰宅してしまったというT君。

その夜、お風呂から出てきたT君の手を見て
「どうしたの、その手。普通の腫れ方じゃないよ。」
と驚いた母さんが、翌日整形外科に連れて行ってくれました。

レントゲン検査の結果、「はっきりとした骨折は認められないから」と医師は球技大会への出場は許してくれたそうです。

なるほど。

包帯と副子という金属製の固定器具を外して、りんたパパがT君の左手を見てみると、幾分腫れは引いているということでしたが、内出血の跡と腫れがまだ残っています。
親指の第一関節の横にも熱感が。

「ここが痛いよね。」
「あ、押されると痛い。」

関節の前後の指の骨を動かしてみると、動きが緩くて不安定な感触が伝わってきます。
どうやら、関節を固定する靭帯に傷がついている可能性があります。

T君とお母さん、二人に見立てを説明して、りんたパパは手早くお灸の準備を始めました。
傷ついた組織の再生を促すには、お灸が大変有効なのです。
米粒半分ほどの大きさにひねったもぐさを肌に立てて直接燃焼させる、透熱灸というお灸を3か所ほど行います。

「あれ、もう終わったんですか?」
「そう、次は氷だよ。」

ビニール袋に3p角ほどの氷を入れて、低温で行うアイスキューブマッサージを行います。
指のカーブに沿って、そっと氷塊をスライドさせると、徐々に指の熱感と腫れが引いていきます。

「はい、おしまい。」
「お母さん、見て。指細くなった。」
「本当だねぇ。」

寝ている間にも、指に外力がかかると傷が悪化する可能性があるため、今夜は副子をつけて休むように伝え、この日の施術は終了しました。


突き指は元気な小学生や、スポーツを行う方たちにはなじみのケガで、つい軽く見られがちな傾向にあります。
とは言え、ちゃんと検査を受けてみると、指を骨折していたり、靭帯を痛めてしまっているなど、重篤な症状に至っているケースも少なくありません。
ケガをした直後はちゃんとRICE処置(らいすしょち:安静・冷却・圧迫・挙上)などの手当てをして、なるべく早く医師の診察を受けましょう。
冷却は氷水を用いて行います。保冷剤を直接あてがうのは止しましょう。
氷が手近に無い場合は、水道水などの清潔な流水で冷やすことも有効です。


土曜日の晩に再診の予約を入れて帰ったT君とお母さん。
お灸の効果と、若いT君の回復力に期待しましょう。
大丈夫、きっと日曜日のカップ戦には間に合うよ。

それでは、また。
りんたパパでした。
posted by りんたパパ at 11:33| 栃木 ☁| Comment(0) | 健康、鍼灸、リハビリテーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月08日

夏、始動です。

みなさん、こんにちは。
りんたパパです。


ただ今、りんたパパは南に向かう車内におります。
渋谷で行われる鍼灸の全国会議に参加するのですが、今回はりんたパパ、大切なミッションを一つ担っております。

りんたパパは今年度から栃木県鍼灸師会の青年女性部長を務めていますが、就任早々、全国組織である日本鍼灸師会の青年委員会から、コラボレーション事業をやりませんかとお誘い頂いたのです。

何か栃木県民の皆様の健康に役立つようなことをできればと検討を重ね、ささやかなイベントの企画を考えてみました。
今日はその企画をプレゼンテーションするのです。

お金のことやら、人員のことなど詳細はまったく詰められていない、ざっくりしたプレゼンテーションになりそうですが、現段階では致し方ないというところでしょうか(^_^;)

ともかく、今日の全国会議を皮切りに、諸々の活動が始動します。
8月には、宇都宮市内のホテルで日本鍼灸師会関東ブロック会議が行われ、栃木県がホスト役を務めることになっています。
また、ありがたいことに今年度も母校の同窓会から、お盆前に行われる卒後勉強会の講師のご依頼も頂きました。

そして今日、りんた達野球部の子たちは、近隣の6校のチームとサマーカップという対抗戦を行なっています。
7月21日から開幕する栃木県学童軟式野球大会に向けて、良い前哨戦になることでしょう。

父と子、それぞれの夏が始動します。
posted by りんたパパ at 09:39| 栃木 ☁| Comment(0) | 健康、鍼灸、リハビリテーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

スポーツ鍼灸トレーナー研修会

皆さん、こんにちは。
りんたパパです。


今年最後の3連休。
初日の今日はとても良いお天気になりましたね。
ご家族でお出かけという方もおられることでしょう。楽しい一日になさって下さいね。
スポーツの秋。様々な大会も行われていますね。
りんたの野球部も、3連休中に2つの大会の公式戦を予定しております。その合間に行われる体験会にはあゆちゃんも参加予定なのは、先日のブログでお話ししましたっけ。

そんな3日間ですが、りんたパパは車内の人となっております。
南へ向かう宇都宮線の車窓からは 透き通った秋の青い空と紅葉した木々の織りなすなんとも鮮やかな景色が見えております。
で、何をしているかと言いますと、3日間の研修会のため都内に通っておるのですね。
『スポーツ鍼灸トレーナー研修会』という研修会なのですが、これがとても大切な意味を持つ研修会なのです。

昨年からりんたパパは、栃木県鍼灸師会の青年部副部長というお役目を頂いております。
その関係で今年の8月には茨城県土浦市で、10月には大阪でそれぞれ関東ブロック会議、全国大会での青年部長会議に出席させて頂き、鍼灸師をとりまく様々な現状や各地での活動状況について学んできました。
その中で、
「2020年の東京オリンピック・パラリンピック(以下、オリ・パラと記します)において、鍼灸師にも医療サポートのボランティアの依頼が来ている。」
というお話を伺いました。
オリ・パラ大会の期間を通じて選手村内に医療施設が設けられるのですが、こちらに選手のケアを行うフロアも設けられ、鍼灸師も他の医療職種に混ざってコンディショニングなどのケアを担当するのだそうです。
オリンピックからパラリンピックまでの間の時期も含めて、医療サポートの期間は2ヶ月あまりに及ぶそうですから、交代で人員を確保するにしても都内の鍼灸師だけでは間に合わず、近県の会員にも協力を求めたいとのことでした。

どのような形で参加できるのか、またどのような協力ができるのか、現時点ではあまりはっきりとしたことは分かりませんが、まずは今回の研修会でそのあたりのことを学んで来たいと思います。
こうしたスポーツの医療サポートで他職腫との共同作業を行えること、その内容についての国際的な標準・トレンドといったものを知ることのできる良いチャンスです。

久々にワクワクの3日間になること、間違いなし。
それでは張り切って、行って参ります。
posted by りんたパパ at 11:06| 栃木 ☁| Comment(0) | 健康、鍼灸、リハビリテーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする