皆さん、こんにちは。
りんたパパです。
今日の宇都宮は晴天なり。
青い空が広がって、お日様がさんさんと光を降り注いで下さっております。
すなわち、暑い。
まだ本格的な夏の陽気ではありませんから、モアッとした湿度がありませんが、それでもジリジリとこうね、炙られるように感じますよね。
日中の最高気温は30℃前後にも達するようですから、熱中症には十分にご注意下さいね。
久しぶりのブログと相成りました。
先日、りんたの野球チームの練習試合で起きたハプニングについてお話ししますね。
この日は宇都宮のお隣、高根沢町のそれは立派な球場で練習試合が行われました。
キビキビとウォーミングアップの動作をする相手チーム。
青々とした外野の芝生。
大変素晴らしい環境で始まった第一試合でハプニングは起きました。
りんたと仲の良い5年生のS君。
上位打線の6年生も打ちあぐねていた相手の先発ピッチャーの球に食らいつき、バットに当てた球はゴロになって内野手の手に収まりました。S君は俊足を飛ばして1塁ベースにヘッドスライディング。
間一髪でセーフ、内野安打となりました。
・・・が、そのS君がうずくまったまま動けません。
1塁審(わがチームの他の子供の父)や、ベンチから駆け寄ったコーチが声をかけますが、S君は起き上がれません。
3塁スタンドで試合の様子を見ていたりんたパパも治療道具の入ったバッグを肩にかけ、1塁ベースに駆けつけました。
コーチの助けを借りてようやく立ち上がったS君は顔をゆがめて左手を押さえています。
さしあたり歩けることを確認して、S君の脇を支えてグラウンドから外へ連れ出し、痛がっている左手を流水で冷やしつつ傷の様子を確認しました。
どうやら開放性の傷はなく、指の関節を痛めたようです。
そうこうするうちに氷と水の入ったアイシングバッグが届いたのでグラウンド外の木陰に厚手のシートを敷いて、そこにS君を座らせて応急処置を始めました。
左手の患部は動かさず安静を保つ(Rest)。
患部を冷やしつつ(Icing)
圧迫を加える(Compression)
左手は心臓よりも高く上げる(Elevaiton))。
という、いわゆるライス(RICE)処置を行ったわけですね。
ケガをした後は内出血がおきることが多いのですが、出血量が多くなるほどその先の部分への酸素供給が断たれて組織がダメージを受けますし、また血管外に出た血液そのものが刺激物になって炎症や痛みを引き起こします。
極力内出血を少なく済ませるためにも、受傷直後からRICE処置を行うことが求められるのです。
冷やしながら話を聞いてみると、何とかセーフにしたくて思わず頭から飛び込んだところ、ベースに手をついた瞬間に指を強く反らせるようになってしまい、中指から小指の3本を負傷してしまったとのこと。
後で振りかえってみて、傷めたのが首や頭でなくて、本当に良かったと思いましたが、この時はまだそんなゆとりはありませんでしたね。
15分程冷却したところで患部を確認しましたが、腫れや色の変化はなく、内出血はしていない様子です。
冷却を続けつつ、今度は積極的に痛みを軽減させるべく、氷塊を使ったアイスマッサージや爪楊枝を用いた接触鍼なども行ううち、中指と小指の痛みはほぼ治まってくれました。
応急処置としてはここまでで、ここからはお医者様の出番です。
S君のお母さんとも相談して、この日は日曜日だったことと、コーチを務めているS君のお父さんがこの日は監督代行をなさっていたこともあって、さしあたり薬指の関節を保護する程度のテーピングをしておき、翌日に整形外科を受診して頂くことにしました。
とまあ、こんな具合に試合中のハプニングは起きます。
実はちょうど1週間前の5月21日に、母校である四谷三丁目の鍼灸専門学校で卒後研修会があり、りんたパパが講師を勤めましたが、その内容が「運動器疾患への対応」というテーマだったのですね。
応急処置についてもお話させて頂きましたが、その矢先にこうしたハプニングがおきるとは思いもしませんでした。
ブログ読者のみなさんも、いつどこでこうしたハプニングに出くわすかわかりません。
簡単な部分だけでも結構ですから、応急処置の仕方を覚えておいて頂き、ケガを悪化させないで済む人が増えてほしいと思います。
ちなみに(その1)、翌日整形外科を受診したS君についてお母さんから報告のメールが回って来ました。
どうやら整形外科では骨や関節に異常がないと診断して頂いたようで、「軽い突き指」とのことでしたと。
受傷直後の痛がり方をつぶさに見ていたチームの関係者も、皆さんほっと胸をなで下ろしたことは間違いないでしょう。
ちなみに(その2)、当日の午後予定されていた練習試合が終了した後に、両チームの選手やコーチが合流して合同練習が行われました(こんなのも非常に良いですね)が、S君ともう一人肩を痛めていた4年生の2人は別メニューを行うことにして、りんたパパが特別レッスンを行いました。
2人ともボールやグローブなどを使ったメニューはできませんので、守備の位置から高く上がったフライの落下地点にいち早く走るためのスタートの仕方や、そのための体重のかけ方などを練習しました。
埼玉時代に、サッカー選手の練習を見る機会もちょこちょこあり、ゴールキーパーの蹴った球に対して選手たちがすばやく反応する練習方法を教わっていたのでその応用ですが、レフトでスタメン出場することの多いS君は早速何がしか手ごたえを感じた様子で、合同練習に参加している子たちを見ては
「早く治してあっちに行きたい」
とこぼしておりました。
臨時コーチを務めたりんたパパ、慣れない運動を久しぶりにして、翌日筋肉痛になったことは言うまでもありません。
おまけ

ベランダでとれた、キヌサヤ。
「すじとりもお手伝いするよ」