皆さん、こんにちは。
りんたパパです。
今日の宇都宮は、幾分雲が多い晴れ。
日中は雲が増えてきても崩れることは無さそうですが、夕方以降お天気は下り坂に向かうとのこと。
明日は雨の予報が出ています。
お洗濯はお早めに。
ちょこっと鍼灸、略して「ちょこハリ」。
今日は爪楊枝を使った、刺さない鍼のやり方をご紹介します。
ご用意頂くのは、台所の爪楊枝や角のしっかりとしたカードなど、少し尖ったものです。
こうした尖ったものの先に触れると、「チクン」とした鋭い感覚があります。
痛く感じる程強く押してはいけませんよ。あくまでも「ツン」「チクン」と鋭さを感じる程度に触れることです。
こうした鋭い感覚は、生理学的には侵害刺激(しんがいしげき)と言い、様々な反射を誘発する刺激になるんですね。
爪楊枝を使う場合は、親指と人差し指(もしくは中指)で爪楊枝の先をつまみ、指先からほんの1mmほど先端がはみ出るようにします。反対の手の甲などをツンツンとつついてみて刺激の強さを確認しながらはみ出す長さを調整しましょう。
具体的なやり方として、お腹の不調と喘息(の症状の緩和)へのアプローチをご紹介します。
【腹部膨満感・便秘】
食後の膨満感、胃の重苦しさなどがある場合は、みぞおちとお臍の真ん中にある中脘(ちゅうかん)というツボを中心に、上腹部をツンツンと刺激します。また、膝のお皿の骨の下端から指4本下方の骨の出っ張りの外側にある、足三里というツボを刺激するのも効果的です。
便秘の場合は、お臍の下指3本からさらに横へ(特に左側)指6本ほどのところにある大横(だいおう)と言うツボを中心に、押して固さがあるあたりを刺激すると良いでしょう。また手首のシワの小指側の端にある、神門(しんもん)というツボも便秘には有効とされています。
下痢の場合も上に紹介したツボの刺激が効果を示しますが、ペットボトルのお灸などで下腹部や腰部を温めるのが良いようです。
【気管支喘息】
気道閉塞感のある場合は、早めに前腕(肘から手首の間)中央のやや親指寄りあたりの皮膚を軽くつまんでみて、他の場所よりも痛みを強く感じる部位をツンツンと刺激してみましょう。
発作の予防に良いとされているのは治喘(ちぜん)というツボです。これは首を前に倒した際に、後ろに出っ張ってくる骨(第7頸椎の棘突起)とその下の骨(第1胸椎棘突起)の間の高さで、骨の左右のきわの部分にあります。ここをツンツンと赤みが出るまで刺激をすると発作予防に効くとされています。
部位的にご自身では難しいこともあるので、ドライヤー灸やペットボトルのお灸も良いかもしれません。
子どもさんの場合は、お父さんお母さんの手で、首筋や胸元(鎖骨の内側の端周辺)に手のひらをあてがってあげたり、ゆっくりと撫でさすって上げるのも効果的です。
りんたパパは以前、通学の車内で発作を起こしそうになり、たまたま持っていた薬のヒート(裏に銀紙のついた、透明のプラスチック容器です)の角で前腕のツボを刺激し、発作を未然に防いだ経験があります。
なかなかに効果が出やすい爪楊枝の接触鍼ですが、刺傷事故を起こさないようくれぐれもご注意下さいね。
痛みを我慢して強くつついたり、ぐっと押し込んだりすることは絶対にNGです。
また、あくまでも症状を緩和するというものですので、症状が強い場合や感染症が疑われる場合、喘息の発作が強く出ている場合などは医療機関を受診したり、主治医に相談するようになさって下さい。
具体的なやり方や、他の症状への適用などご不明な点はお問い合わせください。
ウォーキング・マジック
Tel:028-612-6716
Mail:majic@aqua.ocn.ne.jp
それでは、また。
りんたパパでした。
posted by りんたパパ at 12:24|
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