2015年01月07日

ちょこハリ #2ペットボトルでお灸

皆さんこんにちは。
りんたパパです。


今朝の宇都宮は、晴れ。
日射しが気持ち良いですね。
天候によって、気分や体調まで影響を受けることってやっぱりありますよね。
人間のからだも、自然の一部なんだなって実感します。

埼玉のリハビリテーション病院で勤めていた際に、よく患者様に「体を回復させるのに必要な三大要素」についてのお話しをしていました。
一般言われている三大要素とは、『運動』、『栄養』、『休養』です。
適切な運動をして、良質な栄養をしっかりと摂る。もちろん休養も大切です。
りんたパパは更に『お日様の光』と『新鮮な空気』も加えたいですね、と話したものです。

これは入院中の患者様だけでなく、私たちが普段健康に過ごすためにも、子どもたちが成長するためにも大切なことです。
ついつい忘れがちなことですから、ときどきこうやってブログに書いて、思い出したり気を付けることにしましょう。


ちょこハリの第2回目。
今日はペットボトルを使ったお灸の方法をご紹介します。
使うのはホット用のペットボトル(蓋がオレンジ色で、すこし厚手のペットボトルです)。
様々なメディア等で「ペットボトル温灸」として取り上げられていますので、ご存じの方も多いかもしれません。
参考:鍼灸師 若林理砂のペットボトル温灸ホームページ
http://onkyu.yakan-hiko.com/

やり方の基本は、ペットボトルに常温の水を100ccほど入れておき、そこにヤカン等で沸かしたお湯を200ccほど注ぎ、蓋をして体にあてる、というものです。
お湯が70〜80℃になりますから、かなり「アチッ」となるホットなペットボトルができあがります。
皮膚にあてて、『1、2』と数えたらすぐにパッと離し、また場所をずらしながらあてて・・・というのを繰り返します。

昨日ご紹介したドライヤー灸と違い、音もせず電気も使わないので、お勤め先の給湯室などが使える方なら、オフィスでもできるのが長所ですね。
また、一般のお灸と違い、火を使わず煙も出ないのがお勧めのポイントです。
ただし、長時間当て続けると低温火傷を起こしますから、「熱く感じたらすぐに離す」、「(少し冷めてきても)一か所に当てるのは20分以内にとどめる」ようになさって下さい。


このペットボトルのお灸、ツボを温めるわけなんですが、正確なツボにあてなくてもその近辺を温めるればちゃんと効果が出せます。
様々な症状に使えますが、今日は女性の悩みである、生理痛(とくに腹痛を中心に)についてやり方をご説明します。

【生理痛】
@下腹部(おへその下):ツボで言うと関元、中極、曲骨などの正中線状のツボを使いますが、おへそから恥骨の間あたりを温めると良いでしょう。
A内くるぶしの上方、内もも:ツボで言うと、三陰交や血海。内くるぶしの上(指を横に並べて4本目あたり)で、すねの骨の後ろぎわ辺りに触れて、少し窪んだようになっている部分や、膝のお皿の骨の上端内側の角から上方へ指3本ほどの辺り。
B仙骨(骨盤の後方):ここは骨盤内の感覚を伝えたり、骨盤内臓器(子宮や直腸、膀胱など)の働きをコントロールする神経が枝分かれして出て行く部分なので、温熱刺激をすることで効果が出やすい部分です。
ツボでいうと、次髎(じりょう)、中髎(ちゅうりょう)など。腰骨の高さ(ズボンのベルトのライン)よりも指3本ほど下あたりを目安に、体の後ろの中央部分辺りを温めると良いでしょう。この部位は外出先では貼るタイプのカイロを使うのも効果的です。

いかがでしょうか?
パソコン作業後の目の疲れや、肩や首のコリ、手先を使った作業後の疲労回復、なかなか寝付けない子どもさんの入眠誘導など、本当に様々な症状に使うことができます。


※カゼの引き始めや、ケガをして何日も経過したけれど痛みが残っている部位などにも使えますが、発熱してしまった後や、出血している(内出血も含む)場合、感染症が疑われる場合は避けてください。

詳しくお知りたい方は、お問い合わせください。
若林先生の著書、DVDもわかりやすそうですね。今度購入してみようかな。

それでは、また。
りんたパパでした。
posted by りんたパパ at 11:29| Comment(0) | ちょこハリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月06日

ちょこハリ #1ドライヤー灸

皆さん、こんにちは。
りんたパパです。


今朝の宇都宮は、曇り空。
気温は氷点下にはなっていないので、ここ何日かの中では暖かいはずなんですが、日射しがない分、冷えを感じますね。
こんな日は暖房に頼るよりも、ショウガ紅茶を飲んだり体を動かすなどして、体の中から暖めるのが良さそうです。


という訳で新シリーズ、「ちょこっと鍼灸」、略して「ちょこハリ」新年からスタートします。
第一回目の今日お勧めするのは、ドライヤー温灸です。

温灸というのは、我々鍼灸師が良く用いる、艾(もぐさ)を葉巻くらいの大きさの棒状にしたもので、その形状から、棒灸と呼ばれます。
これに点火して、温めたい部位に近づけたり離したりしながら温度を調節して、ゆっくりじっくりと温熱を加えて行くんですね。
丁度、ストーブに手をかざしているような、放射熱を利用した温熱効果が期待できます。

髪の毛の生えているところなど、艾を直接体に乗せて点火する点灸(てんきゅう)や”せんねんきゅう”などの台座灸が使いにくい部位、広い面積を温めるなどの施術に適しています。
それに何より、温かさが心地よい。

ただ、この温灸にも弱点はありまして、使う艾があまり高級な艾だとうまくいかないんですね。
点灸に使う高級艾はヨモギの葉の裏に生えている、白い細かな毛の部分で出来ています。この艾はパッと一瞬で燃え尽きてくれて、温度はあまり上がりすぎません。
棒灸にしてじっくりと放射熱を利用するには燃焼温度が低すぎるんですね。
温灸用の艾に適しているのは、少しヨモギの葉脈や葉の表側の部分などの雑多なものが混じっている、中級以下のグレードの艾の方が温度が上がってくれて良いんです。

ところが、この中級艾は燃やすと煙モクモクになっちゃいます。
煙探知式の火災報知器だと、作動しちゃう可能性アリですし、臭いも残ります。
気管支喘息など、呼吸器の疾患をお持ちの方にも宜しくない(りんたパパも実技の授業でダウンしたことがあります)。
棒灸を炭化させた、無煙タイプのものもありますが、一般家庭でのご使用は少しハードルが高いかも知れませんね。


前フリが長くなりました。
これをお手軽にご家庭でできるのが、今日お勧めするドライヤー温灸です。

これね、何が良いかと言いますと、準備がほとんど要らないこと。
ドライヤーを出して、コンセントに挿す、これだけ(保湿クリームやローションもご用意くださいね)。
あとはスイッチを入れれば、温風が出てくれます。

それでは、症状と具体的なやり方をご説明します。

【カゼのひき始めに】
ちょっとゾクっときたかな、咳が出始めたかなというタイミングで早めに手を打ってしまうのがお勧めです。
温める部位:@後頚部〜肩甲骨の間、A前腕の掌側(肘から手首にかけての手のひら側)
@ドライヤーを利き手に持ち、反対の手を首の後ろなどにあてがいます。
 温風を出しているドライヤーを首すじに近づけ(ドライヤーを軽く揺り動かすと良い)、反対の手で皮膚を軽く擦るようにします。
 「ちょっと熱いかな」と感じるところまで近づけたらドライヤーの向きを変え、熱さがおさまったらまた温風をあてる動作を2,3度繰り返しながら少しずつ場所を移動し、肩甲骨の間辺りまで温めていきましょう。
火傷のリスクを避けるのためには、時間にして3秒程度でドライヤーの向きを変え、同じ部位には連続3回までに留めるのが良いでしょう。
A同様に、ドライヤーを軽く揺り動かしながら片方の腕の肘の掌側に近づけ、熱さを感じたらドライヤーの向きを変える、という動作を繰り返しながら手首まで場所をずらして温めていきます。反対側の腕も同様に温めましょう。

【手足の冷えに】
温める部位は、手首、足首です。
特に手なら親指の付け根の脈拍を感じる部分。足なら内くるぶしの後や、足首の甲側の中央部分など。
こうした部分は皮下の浅いところを動脈が走っているので、温めることで血管を拡張させ、血流を良くする効果が得やすいんですね。しも焼けの予防・改善にも効果が期待できます。
また、手首まわり・足首まわりには原穴(げんけつ)という、それぞれの経絡の気のめぐりに大きく作用する大切な経穴が存在します。
こうした手首、足首まわりを温めることで、経絡を介して、腰や肩、骨盤内の臓器などの症状が緩和することも期待できます。


お子様などご家族にやってあげる場合は、必ずドライヤーを持つ反対側の手を温めている部位の近くにあてがい、手の甲の部分で熱さを感じとって、ドライヤーをあてる距離・角度・時間などを調節しましょう。
低温火傷の危険がありますので、初めは短い時間、目で見やすい部位から始めて下さい。
皮膚表面が赤みを帯びてきたら、効果は出始めているので、それ以上その部位に温風をあてるのは避けましょう。

また、皮膚の水分も飛びますので、終わったらローションや保湿クリームを塗るなどのケアも行って下さい。


いかがでしょうか?
身近なものを使って、ちょこっと鍼灸的なアプローチを行う方法は色々とあります。
少しずつご紹介しますので、お楽しみに。

ご質問も受け付けます、お気軽にお問い合わせください。
mail majic@aqua.ocn.ne.jp
п@028-612-6716

それでは、また。
りんたパパでした。
posted by りんたパパ at 10:42| Comment(0) | ちょこハリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする