りんたパパです。
今朝の宇都宮は、晴れ。
日射しが気持ち良いですね。
天候によって、気分や体調まで影響を受けることってやっぱりありますよね。
人間のからだも、自然の一部なんだなって実感します。
埼玉のリハビリテーション病院で勤めていた際に、よく患者様に「体を回復させるのに必要な三大要素」についてのお話しをしていました。
一般言われている三大要素とは、『運動』、『栄養』、『休養』です。
適切な運動をして、良質な栄養をしっかりと摂る。もちろん休養も大切です。
りんたパパは更に『お日様の光』と『新鮮な空気』も加えたいですね、と話したものです。
これは入院中の患者様だけでなく、私たちが普段健康に過ごすためにも、子どもたちが成長するためにも大切なことです。
ついつい忘れがちなことですから、ときどきこうやってブログに書いて、思い出したり気を付けることにしましょう。
ちょこハリの第2回目。
今日はペットボトルを使ったお灸の方法をご紹介します。
使うのはホット用のペットボトル(蓋がオレンジ色で、すこし厚手のペットボトルです)。
様々なメディア等で「ペットボトル温灸」として取り上げられていますので、ご存じの方も多いかもしれません。
参考:鍼灸師 若林理砂のペットボトル温灸ホームページ
http://onkyu.yakan-hiko.com/
やり方の基本は、ペットボトルに常温の水を100ccほど入れておき、そこにヤカン等で沸かしたお湯を200ccほど注ぎ、蓋をして体にあてる、というものです。
お湯が70〜80℃になりますから、かなり「アチッ」となるホットなペットボトルができあがります。
皮膚にあてて、『1、2』と数えたらすぐにパッと離し、また場所をずらしながらあてて・・・というのを繰り返します。
昨日ご紹介したドライヤー灸と違い、音もせず電気も使わないので、お勤め先の給湯室などが使える方なら、オフィスでもできるのが長所ですね。
また、一般のお灸と違い、火を使わず煙も出ないのがお勧めのポイントです。
ただし、長時間当て続けると低温火傷を起こしますから、「熱く感じたらすぐに離す」、「(少し冷めてきても)一か所に当てるのは20分以内にとどめる」ようになさって下さい。
このペットボトルのお灸、ツボを温めるわけなんですが、正確なツボにあてなくてもその近辺を温めるればちゃんと効果が出せます。
様々な症状に使えますが、今日は女性の悩みである、生理痛(とくに腹痛を中心に)についてやり方をご説明します。
【生理痛】
@下腹部(おへその下):ツボで言うと関元、中極、曲骨などの正中線状のツボを使いますが、おへそから恥骨の間あたりを温めると良いでしょう。
A内くるぶしの上方、内もも:ツボで言うと、三陰交や血海。内くるぶしの上(指を横に並べて4本目あたり)で、すねの骨の後ろぎわ辺りに触れて、少し窪んだようになっている部分や、膝のお皿の骨の上端内側の角から上方へ指3本ほどの辺り。
B仙骨(骨盤の後方):ここは骨盤内の感覚を伝えたり、骨盤内臓器(子宮や直腸、膀胱など)の働きをコントロールする神経が枝分かれして出て行く部分なので、温熱刺激をすることで効果が出やすい部分です。
ツボでいうと、次髎(じりょう)、中髎(ちゅうりょう)など。腰骨の高さ(ズボンのベルトのライン)よりも指3本ほど下あたりを目安に、体の後ろの中央部分辺りを温めると良いでしょう。この部位は外出先では貼るタイプのカイロを使うのも効果的です。
いかがでしょうか?
パソコン作業後の目の疲れや、肩や首のコリ、手先を使った作業後の疲労回復、なかなか寝付けない子どもさんの入眠誘導など、本当に様々な症状に使うことができます。
※カゼの引き始めや、ケガをして何日も経過したけれど痛みが残っている部位などにも使えますが、発熱してしまった後や、出血している(内出血も含む)場合、感染症が疑われる場合は避けてください。
詳しくお知りたい方は、お問い合わせください。
若林先生の著書、DVDもわかりやすそうですね。今度購入してみようかな。
それでは、また。
りんたパパでした。